2018-08-04 「開けられたパンドラの箱」を読んだ メンタル 障害者福祉 2018/08/04 読了。 やまゆり園障害者殺傷事件についての本。この事件に関わる様々な分野の人の文章が載せられていた。 犯人の話には全く共感できなくて恐ろしいほどだった。差別が差別を呼ぶ入れ子構造の事件とされていて、「自分こそが排除された存在であるという意識が差別を強化」するという意見が印象的だった。 措置入院のあり方も、メディアによる報道のあり方も、障害者の親の苦悩についても書かれている。読んでいてとても重い。今の社会全体への提言にも繋がりうると思う。出版されてよかった。 開けられたパンドラの箱 作者:月刊『創』編集部編 発売日: 2018/07/20 メディア: 単行本