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半人前 メンタルヘルスに関わることや障害者福祉周辺に興味があります

コロナ禍と対人援助職

久しぶりの投稿になりますがひとつだけ、いまこのときに書いておこうと思います。

 

新型コロナウィルス感染症が流行している中で、先の見えない苦しみの中に誰しも陥っていることだろうと思います。大なり小なり、何かしらのことを誰もが辛く思っているはずです。

 

正直なところ、先の見えない苦しみ自体はコロナ禍など関係なく、誰もが抱えうるもので、コロナ禍以前にも苦しんでいた人々はいて、そのような人たちは更に苦しんでいることもあるでしょう。

 

私が無責任に、なんとかなるよ、といったところでどうにもなりません。こればっかりは、人生というものをやっていくしかないのだと思います。

 

さて、コロナ禍で失われてしまったものを考えさせられるツイートを見たのがほんのきっかけなのですが、コロナ禍は人間らしさというものを削り取っていっている(進行形)気がします。

 

人間らしさというのは、人と人が関わることで得られたり、人間の制御外にある大きな存在を感じる機会を得ることで感じたりできるものだとここでは思っています。

人と直接会って話したり、演劇やコンサートを見に行ったりするような、生きていく上で必ずしも必要ではないようなものが、生きる幅をつくっていたんだなと改めて思います。

 

この生きる幅がもともと狭い人たちがいます。生きていく上で何らかの障害を抱える人々をここでは想定します。そのような人たちに寄り添おうとしているのが対人援助職の人たちです。このようなコロナ禍のときこそ対人援助職の大切さが増してくるのではないでしょうか。

 

今の私は対人援助職から遠く離れていますが、いずれは社会福祉士精神保健福祉士の資格を活かしつつそのような職に就きたいと思っています。

今は介護施設や障害者施設でのボランティアが当然のことながら募集されていませんが、何とか福祉のジャンルに関わっていきたいです。

 

福祉関係に飛び込んでいくきっかけも狭められている今日このごろですが、必要とされている仕事であることには変わりはないので頑張ります。

無職脱出、ピアサポート、きょうだい 今より良くなってる自分は誰かの通った道の上にいる

初めてお題で投稿しました。これからはブログの更新ペースも上げたいですね。

 

現状:親元で暮らしながら病気の寛解を目指す


私は現在30歳で、双極性感情障害の診断が出ており、特定の職につかず日雇い派遣をして親元で暮らしている。地方の国立大学を出て、そのまま大学院へ進んだところ半年で挫折し、休学ののち退学。その後、障害者の日中活動を支援する福祉施設で働き、ほぼ1年で退職。

福祉施設で働くという選択肢は、大学の頃の専攻とかけ離れていたが、それでもそれを選んだのは、弟が知的障害を抱えているからだ。私のように、障害や難病を抱えた兄弟姉妹がいる人間のことを「きょうだい」という。


私の境遇をまとめると、

 

  • 定職に就いていないがいつかは働きたいと思っている
  • 精神病を患っている
  • きょうだい


の3つになる。


将来やりたいこと:同じ境遇の人たちを支えて助ける


私は今の現状を変えて、同じ境遇の人たちを支えて助けたいと思っている。私と似たような状況で困っている人たちから、参考を求められた場合には何かアドバイスできるような人間になっていたい。

注意したいのは、「助けてあげる」わけではないということだ。こういう言い方が適切かわからないが、人は「助けてもらって助かる」のではなく、「自分の力で自分から助かる」のだ。これは本やフィクションからの受け売りだけではなく、自分の体感からもそう思う。


3つの境遇のうち、一番気になっているのがきょうだいである。「きょうだい」というものを自分の生育歴や人生の上手く行かなかった部分の犯人にしてしまうのは楽だが、それだけでもすべて解決とはいかない、それでも「きょうだい」としてのデメリットを飲み込んで、同じきょうだいさんに何かを還元したい気持ちが強くある。

 

そこに向けて今努力していること:資格を取得し、ボランティア活動や準備をしている


ここまでで述べたやりたいことのために、とりあえずは定職に就きたい。精神病の人やきょうだいやその兄弟姉妹の障害者のサポートを考えると、福祉職をもう一度目指そうということになる。

仕事に役立てるために、社会福祉士の国家試験の受験資格を取得し、試験を受け、資格を取得する。今は国試の合格発表待ちだ。もちろん、精神保健福祉士の資格も目指す。

私の精神病の程度では精神保健福祉手帳を取るほどではないが、精神障害者の人たちに対してピアサポートとなるようなことをしていきたい。


仕事をしようという心境になるまで自分がステップアップできたのは、友人とその友人から紹介されたボランティアが居場所なったおかげだった。精神の病の有無を問わず、仕事への一歩を踏み出したくても踏み出せない人間のために、居場所づくりになるようなボランティア活動を展開していきたい。

現在は環境保護のボランティア/市民活動に月に1回の頻度で参加している。これはボランティア団体での活動なのだが、これ以外にも個人で福祉ボランティアをしようと考えている。これは今後の仕事にもつながるだろうし、ボランティアでしか得られない交流もあると思う。


きょうだいに関しては、きょうだいの人たちとの交流や「きょうだい」の知名度が向上することを目指したい。きょうだいに関する集まりや講演はすでに多くあり、まず自分がそこへ属することが最初の一歩だろう。

まずきょうだいとしての自分自身に向き合うために、自分を見つめ直したい。役に立つかはわからないが自分の場合はどのようだったかを周囲に伝え、共感を得られないかと思っている。具体的に言えば個人出版の本、同人誌を書きたい。

 

おわりに


私の未来予想図は、今より少し良い自分になって、その状態が誰にでもなりうる状態だということを示し、現在生きることに前向きになれていないような、少し前の自分のような人たちに、死なないでいれば良い状態になりうることを伝えられるようになるというものである。

何でもできるとは言えないが、何かはできるはずだと思いたい。特に死を考えてしまうほど追い詰められている人に対しては。

 

 

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「開けられたパンドラの箱」を読んだ

2018/08/04 読了。

やまゆり園障害者殺傷事件についての本。この事件に関わる様々な分野の人の文章が載せられていた。

犯人の話には全く共感できなくて恐ろしいほどだった。差別が差別を呼ぶ入れ子構造の事件とされていて、「自分こそが排除された存在であるという意識が差別を強化」するという意見が印象的だった。

措置入院のあり方も、メディアによる報道のあり方も、障害者の親の苦悩についても書かれている。読んでいてとても重い。今の社会全体への提言にも繋がりうると思う。出版されてよかった。

 

 

開けられたパンドラの箱

開けられたパンドラの箱

 

 

メンタル系の病気で仕事が出来ないから医療費どうしよう……って人が利用できる(かもしれない)制度

こんにちは。私は現在無職で療養中です。

診断書には一応診断名が書いてあって服薬もしているのですが、無職になってからお金のことで悩むことが増えました。

今までお金のことで悩まなかったので、本当に困っている人の気持ちは分かりませんが、その人の苦しみはその人と同じ立場になってみなければ真に理解することはできないと思っているので、ここでは、利用できるかもしれないサービスを軽く紹介しようと思います。

ネットの情報を鵜呑みにしないで、役所の人や主治医の意見、ご家族の話をまず尊重してくださいね。

 

私が利用しているのは以下の1と2です。

  1. 傷病手当金
  2. 自立支援医療制度(精神通院)

 

傷病手当金

傷病手当金制度は全国健康保険協会協会けんぽ)が行っている制度です。

そのため国民健康保険の被保険者の方は関係ない話です。

詳しくは以下のリンク(分かりやすい)を読んでほしいのですが、私はこの制度を退職する前の休業中に利用していました。その後も条件を満たしているので退職したあとも支給されています。

 

病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

 

失業保険や老齢年金、障害年金労災保険との兼ね合いがあったり日数の指定があるので注意してください。

とりあえず会社を辞める前に休業してみて、その間にこの制度を利用してみるとよいと思います。

リンク先のPDFをご自宅でプリントアウトするか、セブンイレブンやローソンのコピー機のプリント機能でプリントアウトしましょう。

セブンイレブンの場合 | 申請書のご案内 | 全国健康保険協会

ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスなどの場合 | 申請書のご案内 | 全国健康保険協会

申請書をコピーしたら主治医に相談しましょう。

 

※退職したあとの保険証番号は退職証明書に記載してある「事業所整理番号」と「被保険者番号」です。

 

自立支援医療制度(精神通院)

これは国が公費で精神科の診察代や薬代、デイケア代の負担を軽減してくれる制度です。窓口は地方自治体の福祉課にあたるところです。私のところは母子手帳を交付する窓口と共用でした。

この制度を利用すると精神科の病院での医療費が1割負担になり、さらに月あたりの上限金額もあり、その金額以上は免除されるようになります。

注意してほしいのは、この自立支援医療制度で指定されている医療機関と薬局、精神科デイケア訪問看護を利用する場合にのみこの制度を利用することができるということです。

さらに、1か所だけこちらが指定して、その指定した医療機関や薬局へだけ通ったときに1割負担になるということにも注意してください。

もちろん精神科医療のための制度で風邪の処方薬をかかりつけ指定薬局で処方してもらっても、従来通りの3割負担ということです。

ちなみに院外でのカウンセリングには適用されないので注意してください。

国民の血税で支えられているこの制度を利用して、また働いて納税できるようになることが大事ですね……。

これは主治医に「自立支援医療制度を利用できますか?」と聞いてみましょう。

 

おわりに

退職すると健康保険の切り替えだの厚生年金から国民年金の1号に切り替えだの失業保険の受給期間の延長手続きの受付は退職日の30日後から1か月間だの、面倒くさいことこの上ありません。

メンタルでやむを得ず仕事を辞めた場合は余計にそのような手続きにまで頭が回らずお辛いことでしょう。

そのような方々の一助となりますように。

 

 

「ゆでたまご」(向田邦子『男どき女どき』収録)に関するツイート

記録として。

 

1.

向田邦子のエッセイに「ゆでたまご」(男どき女どきで読んだ)というのがあって、かたわの女の子が運動会のかけっこのとき最後に一人で走ってるところへ嫌われ者の先生が伴走して完走の賞(鉛筆)をもらう話があるんですけどね 周囲からの拍手より、完走して同じ賞がもらえるってのが愛だよな

 

2.

他の要素もあって、女の子の母親(貧乏)が遠足の日に大量のゆでたまごを娘の迷惑料的な感じで級長の子に渡して頭を下げている (たぶん飼ってる鶏の卵しか用意できない) 「皆と山に登らせてください」という意味だろう 愛の名の下に多少の迷惑が見え隠れして好きなエッセイ 卵どうしたんだろw

 

3.

嫌われ者の先生や貧乏な親からの障害者への愛と、外野からの温度差がリアル…かな? このエッセイ読んだときは素直に愛情に感動してドバドバ泣いちゃうけど、大量のゆでたまごなんて迷惑だし、かけっこはタイム別で分けるなり伴走しないなりでよかったんじゃないかと思う

 

その犠牲になっている迷惑さが私には被害に感じなくもない。

かたわなんて言葉を使ってしまったが、昔は障害者を迷惑に思う気持ちも多少は許されていた時代があったからそんな言葉が存在し、結局差別用語として消えていったのかもしれない。

痴漢に関するエントリー

痴漢は道端にもいた話

引用の仕方がさっぱり分からん音痴なのでそのまま貼ると

http://b.hatena.ne.jp/entry/339500270/comment/AM0200

「道端で痴漢に遭うほうが多い…(電車内はサラリーマンっぽい、道端は中学生っぽい)@千葉 自転車で追いかけられて壁との間に挟まれて揉まれたこともあるし車に乗ってる人に道を聞かれて連れ込まれそうになったこともあ」

 

る。字数で切れたが。

ウチの近所は割とどこにでもある平成のホームタウンみたいなところ。

一番最近で怖かったのは夜道を走って追いかけてきて抱きつかれた時です。警察にも行きましたが「ああここね〜(最近多いのよ〜的な)」な感じだった。

 

痴漢に遭った話

痴漢冤罪に関するブクマコメをした後、勢いでツイートもしてしまったのでまとめると

https://twitter.com/twamo2/status/870913340809240577

https://twitter.com/twamo2/status/870913706191802368

https://twitter.com/twamo2/status/870917174876975105

https://twitter.com/twamo2/status/870925090539556864

 

男性に痴漢される男性も悲しいことにいる(と思う)。

 

痴漢は身近なのかどうなのか

過去に、大学時代の友人2人と痴漢の話になりましたが、そもそも山形出身の子と富山出身の子だったので満員電車の経験すらあまりなかった。(なのでたぶん痴漢された経験もない)

まああまり痴漢の話を大っぴらにされてもどう対応していいか困るもんなんでしょう。

女性間での性的な内容を含むトークの正解が見えない!笑

 

痴漢と痴漢冤罪に対するスタンス

私は痴漢に遭ってしまったぶん、痴漢した人は皆さん捕まってほしい。たとえ捕まった人の中に冤罪の人が入っていたとしても……。

 

そして、私はこのような性犯罪系でどのくらい触法障害者がいるのか気になる。(そういう人たちは誠に勝手ながら何とかしてあげたいと思ってしまうので)

痴漢が減るような社会制度が作られるといいな。

 

あと例の平井駅の件は、ブコメでいうと電車内カバン退けろ激おこ増田の文脈で審議中になってもよかったかと。(網棚に載せろ、リュックは下ろせ、という増田がホッテントリに入ってるのをちょくちょく見てたので)

 

とりあえず満員電車でも逃げ場は無いですが夜道でも中学生男子に力で負けて性被害を受けることもあるので、なるべく気が強そうな外見で外は歩こうと思う。

サインバルタの離脱症状

ありがとうサインバルタ

私にとっては、飲むとすぐにハイになってなんだか鬱が治ったような気分になる、切れ味の良い抗うつ剤(SNRI)、サインバルタ

長いこと増やしたり減らしたりして飲んできましたが、最近転院したことや効かなくなってきた(そもそも診断についてやや思うところが……)こともあり、断薬を目指しています。

 

そして減薬へ……

2ヶ月かけて50mg→40mg→30mg→20mgまで来ました。

減薬前の、ウッカリ飲み忘れたり、調子が良くて飲まなかったりした際に襲われた離脱症状(シャンビリ感)が酷くて嫌な思い出しかないので、20mgからどう離脱症状と戦うかが問題です。

サインバルタを1日飲まなかった時に、すわ断薬かとなるとなんだかフワフワと多幸感に襲われるのがなんだか不思議。(そのあとめまいと頭痛とシャンビリで苦しむ)

 

サインバルタは20mgカプセルと30mgカプセルしかなく、20mgから減らしていくには…

  1.  20mgカプセルを1日おき、2日おき…と調節して飲んでいく
  2. 別の穏やかな薬に置き換えてもらう(これはよくわからないですが系統の違うものがいいのでしょうね)
  3. 20mgカプセルを脱カプセルして半分量よりやや飲む

などの方法があるとネットで見ました。2はなんかイタチごっこになりそうだし、脱カプセルは腸溶性カプセルの意味無いやん!(胃酸などで薬の効果が弱まる)と思うので、やっぱり離脱症状と戦いながら休薬期間を少しずつ長くしていくのがいい気がします。

 

留意点

勝手に服薬方法を変えると医師との信頼関係の打ち切りが生じる可能性もありますし、何より薬の飲み方だけでなく病気の治療は、医師・薬剤師の意見や添付文書や信ぴょう性のある最新の学術研究に基づいてやっていきましょう。

 

6/12追記

20mgまで減薬したところからさらに2週間くらい一日おきで20mgを服用しました。

サインバルタを飲まない日の終わり頃は頭がシャンシャンしてめまいも多少ありましたが、とりあえず一日おきでもなんとかなってたのでサインバルタは終わりにすることになりました。

ただ、実際の精神の調子はわりと悪いので、サインバルタがなくなったこと以外にも処方は変わりました。具体的には夜にメイラックスが増えました。

上記の1と2の合わせ技みたいな結果になったのかもしれません。

 

7/3 追加

この記事から約1ヶ月経ちました。

減薬後、完全にサインバルタを服薬しなくなってから3週間ちょっとです。

まだ少し耳がシャンシャンしますが、不快感はかなり減りました。

夜に飲むメイラックスが経験的に体に合っていることは知っているので移行もスムーズでした。

サインバルタを止める方々は、焦らず、一進一退で大丈夫だと思います。

無理せずやっていきましょう。